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2014 芸術評論 黒田清輝展見学

土曜日の午前中ですが、他の講義との競合とか展覧会の混雑も考え合わせ、「芸術評論」の見学会をしました。
今の時期の京都は、この展覧会のほかに、市美術館で稀代のエロ画家「バルチュス展」があります。こちらを見に行ってもよかったのですが、地味に「黒田清輝展」にしました。バルチュスは夏休みのあいだ、ずっとやっているので、個人的には見に行きます。

文化博物館の一つ前の「印象派展」はジジババ、カルチャーおばさんの山ですさまじい行列ができていて、いくら近くに住んでいる私も行く機会を失いました。まあ行ってもよかったのですが、そんな見物客の群れに飲まれなくてもよかろうという感じです。

黒田清輝は、明治のおえらいさんです。
でも、社会常識に抵抗もしました。ただ、抵抗する確信は、西洋の常識をもってしたところが、怪しげではあります。
ただ、チョンマゲを乗せていた時代から、明治で一気に西洋化、近代化を図ろうとした日本です。何もかもが混乱。美術という概念自体が、日本にはそもそも存在しなかったものです。フランスに留学して、今の美大受験生みたいなことをして、石膏デッサンを山のように描いて、西洋画を模写して、がんばった人だと思います。
何を、日本にもたらしたのでしょうか。考えてみてほしい問題です。

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今回の展覧会で、私の印象に残ったのは「昔語り」という絵を描くための、たくさんの下絵の集積でした。この絵のために、これだけの時間を費やしているのだな。ベタな言い方ですが、こと絵に関しては、真面目な人だったと思います。

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2014年6月28日 19:35に投稿されたエントリーのページです。

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