京都 まちあるき ガイド

空間に対する感性 前期 金曜3・4

京都という都市を素材として、都市空間を読み解く技法を講義として行う。

技法は、文化的な視点や、歴史的な視点、建築的な視点など多種多様な方向性を用意する。講義で得た知識をもとに、各自で街を歩き、スケッチを数多く行う。その後、各自のスケッチをもとに、ディスカッションを繰り返し、手で触れることのできない空間という対象を感じることができるようにする。

講義、各自のスケッチ制作、ディスカッションというのが、一つのテーマをめぐる作業サイクルとなる。

最終提出物は、この演習を通じて作成した一冊のスケッチブック(サイズ、形式自由)となる。


2021 進行予定: 前期 金曜 3・4講

1: 4/9 ガイダンス

2: 【講義 4/16】 テーマ1 「境界」 資料

3: 【講評 4/23】

4: 【講義 4/30】 テーマ2 「地霊、Genius Loci」

5: 【講評 5/7】

6: 【講義 5/14】 テーマ3 「廃墟」

締切:5/19「とある美術館の中庭に庭園を設計してほしいと頼まれた」

依頼者に説明するスケッチを描きなさい。

先回と同様、巨匠の風景スケッチの模写、その原画像を提出。

本文に説明と、模写の作家名とタイトルをいれる。

7: 【講評 5/21】

8: 【講義 5/28】 テーマ4 「未来都市」

「動いている物(人、機械、雲、波、…)の動きをスケッチしなさい」

9: 【講評 6/11】  

10: 【講義 6/18】 テーマ5 「視線の操作」

11: 【講評 6/25】 

12: 【講義 7/2】 テーマ6 「地図にない町」

13: 【講評 7/9】

14: 【自己作業日 7/16】

15: 【】スケッチ・ブック提出日】 7/23

写真データについての注意事項

iphoneを使っている人は、設定を変えて撮影してほしい。

IOS 11以降は、カメラのデフォルト設定がHEICというデータ形式になっている。これは容量を小さくできるのだが、windowsなどとの互換性がない。

JPEG形式にするには、設定>カメラ>フォーマットで、「高効率」から「互換性優先」にチェックを変える必要がある。

「高効率」を選択…カメラの保存設定の形式で保存(HEIC、HECV)

「互換性優先」を選択…互換性優先の保存(JPG、MOV)

§  京都まちあるき練習帖 、浜田邦裕著、昭和堂

1 境界論 (1章からの抜粋)

「都市を探索する手法の一つは、「境界」を意識することである。

大都市に住んでいる人は、どこからどこまでが東京などと考えても意味がないと思う。東京はどこまで行っても東京にしか見えないからである。

しかし、田舎に行けば事情は違う。集落から離れるにつれて、家は少なくなり、やがて山しかなくなる。…

境界は、いろいろな歴史がつまった、都市を読み解くパワー・スポットなのである。」

2 地霊論 (2章からの抜粋)

「幽霊、亡霊、音量、妖怪、物の怪、あるいは単純にお化け。これらが実在するか否かという議論に参加する気はない。が、文化を構成する重要な要素であることは疑う余地がない。 ところで、霊的な物語は、場所に付随していることが多い。薄暗いトンネル、真っ暗な池、奇怪な形をした岩・樹木など、場所を基盤とする。多くの場合、霊的な物語を合わせ持つ。 」

3 セカイ論 (3章からの抜粋)

「京都文化人と言われる学者がいる。…彼らをはぐくんだのが京都大学だが、彼らのようなキャラクターが、自由な学問風土ゆえにうまれたとする俗説は間違っている。というのも、京都人というのはじつに性格が悪いのである。その証拠に、京大ほど教授陣内部の抗争・ゴシップに事欠かない大学はない。 これらの異才たちは京大でいじめられていたために、独自の世界を築かざるをえなかった鬼っ子なのである。 」

4 未来都市論 (4章からの抜粋)

「テクノロジーの進歩はあまりにはやいので、夢のマシンがあっという間に陳腐化することも珍しくない。 マンガ・映画の未来都市では、超高層ビルや空飛ぶ車、巨大スクリーンが「お約束」として登場する。こうした物も具体物ではなく、抽象的な要素としてみれば、視点は違ってくる。 たとえば、現代建築のキーワードとして「透明性」がある… 」

5 廃墟論 (5章からの抜粋)

「なぜ、朽ちた建物や煤煙をまきあげる工場に、普通の人がポジティブな興味を抱くのであろうか。公害問題がはなやかだった時代には攻撃の対象だった。だが、既視感と言ったように、廃墟への関心は、歴史のなかでくり返し登場する美学なのである…」

6 視線論 (6章からの抜粋)

「秘密基地を成り立たせる確心部分は基地にではなく、秘密にある。基地は秘密を成立させるための設定にすぎない。秘密基地は、都市伝説のようにウソか本当かわからないゴシップとして、物語を勝手に膨らませていく。 重要なのは「視線」の操作である…」

7 ご当地ソング

場所のレトリック

8 移動建築論

 『ハウルの動く城』、変容、仮設、ノマド

10 地図にない街

悪場所、遊園地、エスニック・タウン、性の場所

連絡先

上のアドレスでトラブルがあったときのみ、下のアドレスを使用可。

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